『具体と抽象』要約~上司の言うことはコロコロ変わってない

ビジネス・キャリア

具体と抽象~本書からの学び

本日も、お立ち読みありがとうございます!

細谷 巧氏著『具体と抽象』について紹介していきます。

 

抽象的すぎる上司っていませんか?

「指示に具体性が無くて、とりあえずやってみて」という。

 

お客様にしても具体的な要望が無い場合など困りますよね。

それは、私の、あなたの抽象度が低いせいかもしれません。

 

んーーー。

でも、それって本当にそうなんでしょうか?って本書を読んで考えさせられました。

 

抽象度を上げることで、このようなコミュニケーションが難解なシーンにおいても、スムーズに求めるものが理解ができると感じてます。そして、私自身が指示を出すときには、抽象と具体の視点を合わせる必要性も本書で理解しました。

 

抽象度が「理解」を高める!が本書の学びです。

 

コミュニケーション、人間関係でお悩みの方は、是非、本記事をお立ち読みください!

 

~P.S~

最後に、私の好きなスピッツにも触れてみました。

20字要約

抽象で、具体に振り回される日常が変化する

本書の学び:具体により自分が振り回されていた

上司の朝令暮改。

ここにサラリーマンの、「お悩みひとつ」があります。

 

本書で、「上司はブレていない」ものであると見出せます。
「上司に振り回されている」のではなく、自分が「具体に振り回されている」のです。

 

そして、具体に振り回されなくなることが、人間関係を良好にするだけでなく、アイデアやイノベーションを生み出すと教えてくれます。

 

それでは、内容の解説をしてまいります。

要約1:必死に上司に好かれよう

目に見えないところにタネがある。

見えているものに答えはない。

「抽象」を理解することで、あらゆる事象の共通点がみえてきます。

 

「言っていることのわからない上司」が分かってくるのです。

 

「具体(自分・部下)」の視点では、「抽象(上司の意図)」は見えない。

ビジネスで言うと

抽象=上位目標

具体=実務

です。

 

上司に対して感じる「言うことがコロコロ変わる」は、抽象レベルが違う。

視座が違うのです。

 

本書の例を抽出すると

「A社にいってこい」と指示した上司が翌日に「B社にいけ」と言う。

これについて「コロコロ変わっている」と部下は思います。

 

上司からしたら、「既存顧客の訪問数が減っていて売上に影響している」ことを懸念している。

 

当然、意図を理解する部下は好かれます。

上司からしたら、指示しやすい有難い存在。

 

まずは、上司が何を解決しようとしているかを必死に理解して、好かれてみましょう。

要約2:モノマネは抽象の成果物

モノマネは抽象の集合体と本書は解説します。

人ひとりを、どれほど観察したところで「その人」にはなれません。

特徴を抽出し、真似る。

特徴を共通点として表現するのです。

 

この共通点を見つける視点にキヅクと、

サラリーマンにとって必要なスキルである

「コミュニケーション力の向上」や「アイデア」や「イノベーション」の力に繋がります。

要約3:上手な例え話が話せますか

例え話が上手な人と上手に話せない人がいます。

例え話は

まったく関係ない事象どうしを、「他にはない共通点」で結んだものです。

 

他にはない共通点を見つけて結びつける作業が「具体」→「抽象」です。

具体だけ見ていても、結びつかないものが抽象レベルで視点があう。

 

例え話ができる=抽象度が高い。

抽象度が高い=上司の意図を理解する能力が身につく

抽象度を上げると、関係ない事象も結びつくのです。

 

上手な例え話で抽象を訓練しましょう。

要約4:抽象が生み出す「原作」と「映画」のギャップ

「原作」と「映画」のギャップは多々あります。

「原作のイメージ通り」はレアですね。

このギャップは抽象が生み出してます。

 

文字は抽象のシンボルのようなもの。

 

文字で紡ぐ物語には、具体の情報は少ない。

だから、読み手が頭の中で主人公をイメージ化して物語を読み進めます。

 

映画だと、キャスティングされた俳優さんの具体の情報が発信されてきます。

結果として「イメージと違う」になるのです。

 

ここから分かることは、抽象度を上げると解釈に自由が生まれる。

アイデアやイノベーションは一般的に「既存の仕組み」を自由な解釈により複数組み合わせると生まれます。

 

抽象は、想像力を掻き立て、自由な発想で、アイデアやイノベーションにつながる可能性を向上させるのです。

 

まとめ:自分の経験を羅列しておこう

本日は『具体と抽象』について解説してきました。

抽象は解釈の自由度が高い。

まったく関係のない複数のモノ(コト)から、共通する類似性を見つけてマッチングする力となります。

 

そこから新しいアイデアが創造される。

 

その為には、自分の経験や実績の棚卸しが必要です。

経験や実績を整理し明確にしておくことで、新しい場面に直面した場合に、アイデアが生まれます。

 

ベースは自分の経験と実績なのです。

 

日常を円滑にするために『具体と抽象』を読んでみてください。

 

~ 了 ~

 

日常を円滑にするために『具体と抽象』を学びたい方は、是非、本書をご覧ください。

具体と抽象~細谷 功 (著), 難波 優馬 (ナレーション)

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著者 細谷 巧氏とは

ビジネスコンサルタント

また、著述家の肩書で、本を何冊も刊行。

P.S   つぶやきの間

私はスピッツが好きです。

 

スピッツの歌詞は抽象度が高い。

聴き手の想像を掻き立てます。

 

「これから、傷付いたり、誰か傷付けても

ああ 僕のままで 何処まで届くだろう」

(スピッツ「楓」)

 

曲全体は、離れ離れになった「君」に対する「僕」のメッセージ曲。

離れ離れは、「君」の「死」とも捉えられる歌詞となってます。

 

「傷ついたり、誰か傷付けても」

①生きていく上で避けられないこと。

②一方で、自分が後追いの「死」を選ぶことで、「誰かを傷付けても」とも解釈できます。

 

「①生きる」と「②死」を連想させる歌詞です。

どちらの意であっても、聴き手が共通して認識するのは、

 

現世に残された「僕」の苦悩

 

解釈は聴き手が自由に。

 

真逆の解釈を促すスピッツ。長年愛されるバンドたらしめる理由が見えますね。

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