20字要約
ゴールとは、利他主義的自己チューで決める
本書の学び:ゴール設定=ゲシュタルト能力
ゲシュタルトとは全体が分かることで部分を理解することです。
以前、「具体と抽象」を記事にしましたが、抽象→具体のイメージですね。
※「具体と抽象」の記事はこちら
本書においても、抽象の重要性が書かれてます。
特に、ゴール設定において抽象が必要なのです。
そして、ゴールが、頭のゴミを分別できるとも記されています。
それでは、解説していきたいと思います。
要約1:ゲシュタルト能力とは
事象は、全体と部分の双方向的に関係します。
「足首、膝、ふくらはぎ、これらの部分だけみても「歩いていること」は分からない」
「全体をみて「歩いていること」がわかるのである」
全体と部分のの双方向の関係がゲシュタルトです。
部分を追いながら、常に全体が見えている
フォーカスと俯瞰
ゲシュタルト能力を持っている人の出来ることです。
要約2:ゴールはゲシュタルト能力によって叶う
本書における、ゴールは「現状の外」にあると定義されてます。
頭がモヤモヤしている人が、読むであろう本なのでそうなりますね。
ゴールを、現状の延長上に設定してはいけない。
ゴール=全体(目指すべき場所)
現状=部分(目の前の事象。ゴミだらけ)
頭がゴミでいっぱいになっていて、
盲点が死角がいっぱいの状態で、
「正しいゴール」を設定できないからです。
「現状の外にゴールなんて設定できない」
その通りです。
現状(部分)とゴール(全体)を繋ぐ橋=ゲシュタルト
全体と部分の双方向の関係をゲシュタルトで築けばいいのです。
その為に、必要なものが「臨場感」だといいます。
要約3:ゴールは、臨場感で作ることができる。
臨場感のイメージをつかむために、本書の例から抜粋してみます。
例:会社員が俳優を目指す。
「俳優として活躍している自分」
このイメージの「臨場感」が強くなると、我慢しながら会社員をしている自分という
「現状」との間にギャップが生まれます。
脳は、臨場感が高い方を「現実の自分」として選び、
その自分にあわせてコンフォートゾーンも移動するのです。
※コンフォートゾーンについての記事はこちら
すると、脳は「俳優の自分」側に居心地の良さを求めていき、見える風景が変わる。
これまで見えていなかった、ゴールまでの道筋ができるのです。
臨場感が現実になり、現状がバーチャルになる。
こうしてできた、新しい、コンフォートゾーンに、
過去の成功した時の感動や興奮を張り付ける。
感動や興奮などの情動を、加えることで強い「臨場感」が生まれるのです。
要約4:ゴール設定STEP1は、本音にフタをしない。STEP2は?
ゴール設定のSTEP1は、かっこつけないことです。
「社会的に高い地位を得て、誰もがうらやむ著名人の友達を持つ」
でいいのです。
本音だから「~したい」と思うからです。
「したい」からこそ高いパフォーマンスを発揮できるのです。
しかし、STEP2があります。
自分以外の人も一緒に幸せになってこそ「人間」の幸せになる。
人間の幸せとは、必ず自分以外の人が含まれているもの。
「自分だけの幸せ」は無いのです。
なぜなら、自分を犠牲にしても幸せをかんじるのは「人間だけ」だから。
まとめ:ゴールとは、利他主義的自己チューで決める
『ゴールとは、利他主義的自己チューで決める』
本書について解説してきました。
ゴールの設定について、
自己チュー精神で、
本音にフタをしないで「~したい」ことを見つける。
そこから、利他主義的発想で、「自分以外の人」の幸せを考えるのです。
さて、タイトルの「頭のゴミを捨てる」について、あまり触れてきませんでした。
なぜなら、本書の主題は、ゴール設定だと思ったからです。
現状の外にゴール設定をする→ゴールに必要な事に集中できる
→ 「頭のゴミを捨てる必要もなくなる」
『ゴールとは、利他主義的自己チューで決める』
利他主義的自己チューでゴールを決めましょう。
本日はお立ち読みありがとうございました。
また、よろしくお願いいたします。
~ 了 ~
利他主義的自己チューでゴールを決めたい方は、是非、本書をご覧ください。
「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!~苫米地英人 (著)
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著者 苫米地 英人氏とは
日本の認知科学者
「コンフォートゾーンの作り方」 「言葉があなたの人生を決める」著者
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